『信州の建築家とつくる家 vol.14』出版レビューに参加しました

公益社団法人 日本建築家協会 関東甲信越支部 長野地域会

『信州の建築家とつくる家 vol.14』出版レビューに参加しました

JIA長野県クラブ 正会員建築家  俵 周次郎(Atta一級建築士事務所アトリエta )さんから『信州の建築家とつくる家vol.14』出版レビューの報告です。

 

4月10日(水)松本市勤労者福祉センターにて、3月31日に発刊となった『信州の建築家とつくる家 vol.14』のレビューが行われ参加しました。座談形式にて出来立てほやほやの本を見て、表紙から個々の作品の説明をしながら自由に意見を述べる形式で進められました。

 

 私事ではありますが、この本の創刊号が出版された20年前に感銘を受け、いつかこの本に載せられるような仕事がしたいと思い、設計の仕事を続けて来ました。そして遂にその夢がかないvol.14に初めて掲載させて頂きました。有難うございました。

 

 レビューにて強く感じたことは先輩方はそれぞれ住宅を設計するにあたり、独自の確固たる哲学や強いポリシーを持たれているという事です。設計者たるものそんな事当たり前でしょと突っ込まれそうですが、自分自身を考えるとまだまだ足りないなと感じています。

 

 設計について私の課題は、自分のポリシーを納得してもらう事と、お客さんの希望を叶える事にまだ乖離というか迷いがある事だと思います。それは自分の設計理念が希薄であると同時に未だ表面化していない状況で、お客さんもそれをあまり意識することも無く希望を語って頂いているからだと感じました。

 

 自分にとって設計理念を通すのかお客さんの要望に沿ったものを造るのかという難しいテーマは未だ続きそうですが、設計レビューに参加することでその答えが少しずつ見えてきた気がします。そしてその方向付けをするのも自分次第であるということ、まだまだ建築は奥深いぞと教えて頂いた貴重な時間でした。出席された皆様有難うございました。

 

 

 

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