JIA長野県クラブ「代表日誌」2021年 2月

公益社団法人 日本建築家協会 関東甲信越支部 長野地域会

JIA長野県クラブ「代表日誌」2021年 2月

JIA長野県クラブ 新井 優 代表より「代表日誌」が届きました。(2021年 2月28日)

 

毎年2月はなんと言っても、JIA長野県クラブの最大行事の建築祭。

本年度は2月20日〜21日に『ひと、まち、建築。見つめようくらしの場 2021 第15回 建築祭』のタイトルで開催しました。

 

特に今回は、感染対策のためリモート主体の運営になりましたが、どのような社会状況になろうと、とにかく文化講演会と学生卒業設計コンクールはやり遂げることを第一に、事業委員会はじめ総務委員会も協力し、多くのスタッフの努力で松本美術館にリモートシステムを構築しました。仕事に支障をきたす程の綿密な準備作業の上に、今回の建築祭の成功があります。担当委員会の皆さん大変ご苦労さまでした。そしてありがとうございました。

 

さて、本年度の建築祭の講師をお願いした小堀哲夫さんは、現在最も勢いのある若手建築家です。その人となりは非常にフレンドリー。相手の質問をよく聞き、小堀さんの中で分解した後で帰ってくる回答は、魅力にあふれる内容となり、クライアントのみならず誰でも小堀ファンになってしまうなと感心しました。

 

 

特に自身の故郷での幼少期の体験が基本となって、『環境と人の新しいつながり』をテーマに建築を生み出しています。超忙しい先生ですが、二日間リモートでお付き合い頂きました。ありがとうございました。

 

長野県学生卒業設計コンクールの審査員は、小堀哲夫審査委員長、長野県建築士会会長でJIA長野県クラブ会員でもある荻原白さん、JIA長野県クラブからは前代表の荒井洋さんと私が努めました。

 

リモート審査がどうなるかは非常に心配されましたが、小堀先生の明るさにも助けられスムーズに進行出来ました。荻原さんからは「どのように行うか心配だったが、非常に上手くシステムが構成されており感動した」と言っていただきました。

 

肝心の卒業設計応募作はコロナ禍の中でも、高校・専門校・大学生共に大きな社会テーマや身近な生活や環境問題に根差した課題に対して、どの作品も丁寧なフィールドワークを土台にして建築として形にし、社会を良くして行こうとする熱意に溢れていました。また、作品も非常に洗練されていて上手く、素晴らしい内容でした。

 

 

 

審査で選ぶこと=選ばないことでもあり、非常に迷い、悩み、苦しい審査でしたが、最後は心を鬼にしてクールに作品審査に向き合いました。
小堀先生は学生愛に満ちていて、作品の良い部分はしっかり褒め、足りない部分はアドバイス的に指導されていました。それに引き換え自分は些細なツッコミで学生を困らせたりと審査員として、人間としての未熟さを痛感しました。悪く思ったらごめんなさいね。

 

 

学生にとっては一生に一度の機会となる卒業設計コンクール。どのような思い出になったかは人それぞれですが、社会人になって客観的に自分を見つめるときに思い出して頂けたら有り難いと思います。小堀先生からのコメントも頂いていますが、担当の轟事業委員長から皆さんに紹介していただきます。

 

全日程を終了してスタッフ全員で“ごくろうさま”の挨拶をしたときには、誰しも『やりきった感』を感じ自然と拍手で終わることが出来ました。イレギュラーな運営になりましたが良く頑張りました。改めてご苦労さまでした。この経験は、JIA長野県クラブにとっては大きなソフト資産になりました。

 

追加ですが・・・・・・・・・
今回はリモート開催でしたが、小堀先生との建築談義を実際に場を改めて行おう!と、次の夢に繋がりました。それも小堀先生が大好きな山で。新企画『3000mで建築を語る会』の誕生です。

 

次年度の活動計画に是非ねじ込んで行きたいと思います。メインの担当は山田まちづくり委員長です。どの山に行くのかはもうお分かりと思いますが、無謀な計画と言われないように周到な準備をお願いする予定です。お楽しみに。

 

さて、一息つく間も無く、総会の準備と2021年度活動計画を興していく時期になります。2020年度はコロナ禍で実際の活動が少なかったので、繰越金等を有効に会員同士の交流に使えるように、また、withコロナ社会も熟慮しながら、楽しく前向きに活動が出来るように、会員の皆様の提案やご協力をよろしくおねがいします。

 

 

 

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