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日本建築家協会JIA長野県クラブ

文化講演会を開催しました

第15回建築祭のプログラムのひとつ、第29回文化講演会をオンラインで開催しました。(2021年2月20日)

 

今回ぜひお話を聴きたいと依頼したのは、建築家の小堀哲夫さんです。

長野県のおとなり岐阜県の出身で、大学時代には山にはまっていた時期もあり、松本へお越しいただけなかったのは大変残念ですが、今、建築の設計を通してどういうことを考えているのかお伝えしたいと、東京の事務所から講演をしていただきました。

 

この日の為に、過去のものを探して新しいスライドを準備してくださり、初めてのものも恥ずかしいものも多数あるとおっしゃっていました。ご実家や大工だったお父さん、お姉さんが撮った写真、小学校1年生の時の作文やお母さんが寄稿された文章、お父さんに宛てた手紙、学生時代の写真などを拝見し、もう勝手にご近所にいたかのような親近感を覚えました。

 

大嫌いだった岐阜県を出て東京に行き、ある日久しぶりに戻った実家の窓から見えた田んぼとお寺の何気ない景色に、そこで過ごしたいろいろな経験が記憶と結びつき、ものすごく感動した原風景のお話。

 

東京に行ったけれどリアルな体験が無く虚無感におそわれ、冬山登山にはまりその後のイタリアやエジプトのフールドワークで得た圧倒的体験の数々。圧倒的体験は自分で主体的に掴むもので与えられるものではなく、圧倒的であればあるほど ”あれは何だったんだろう”と自分で意味づけを行う。努力して掴み取る感動が学びの原点、誰よりも頑張り誰よりも掴んで、その掴んだものからの感動から新しい学びを得る。圧倒的な体験のお話        

 

そしてROKIやNICCAの設計手法のお話も興味深くて、あっという間の1時間30分でした。その後の質疑応答では松本市美術館で視聴していた荒井洋さん、久米設計時代の先輩 伊東亮一さん、宮坂直志さん、鎌田健一郎さんからの質問にお答えいただきました。

 

わくわくを作りだす心の持ちようについての質問。コロナ禍で意気消沈して苦しいことが多いけれど、人間の苦しい姿が伝播してその場の環境になる。人は環境に左右され易いから意識して感傷的にならないこと、過去のどうにもならないことにくよくよしないこと。建築を設計した最終は、そこでどのように幸せに暮らすかデザインすること。くよくよせずに目の前のことを最大限努力する事だけを考える。誰よりも一所懸命やるだけ。という言葉が心に響きました。

 

小堀先生、長時間お1人で話し難かったと思いますが、大変聴き易く楽しい講演でした。本当にありがとうございました。

また、オンラインで視聴していただいた参加者の皆さまにもお礼申し上げます。

 

「環境と人の新しいつながり」The Place of Availabilites 

ひとりひとりが輝ける場所、ひとりひとりの場所であり、みんなの場所でもある、人を生かす場所をつくるということ。

 

 

 

 

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