地域材フィールドワーク【諏訪鉄平石編】開催しました

公益社団法人 日本建築家協会 関東甲信越支部 長野地域会

地域材フィールドワーク【諏訪鉄平石編】開催しました

JIA長野県クラブ まちづくり委員会による地域材フィールドワーク【諏訪鉄平石編】開催しました。(2017年11月11日)

 

地域産木材をはじめ、信州ならではの建材や製品を深く知りたい!という考えのもと、産地や活用現場を訪れて話を聞く、フィールドワーク、第4弾となる今回は、諏訪でとれる鉄平石について。諏訪市の藤森鉄平石株式会社を訪れ、採石現場の見学と石の形や大きさによる違い、角を取り丸くする加工の工程などの説明を受け、その後 実際に鉄平石を施工した建築を見学しました。

 

全国一の産出量を誇る諏訪地方の鉄平石は、およそ2400万年前、八ヶ岳のマグマによってうまれたものと言われています。マグマが冷えて固まる時に強い圧力がかかり、組成された水平方向の「板状節理」の石の層を一枚一枚はがして、建築にも広く使用される製品がつくられます。石質は硬く、耐火性、対候性、対重性にすぐれさらに対酸性が高いそうです。

 

自然が作る風合い、微妙な色合い、雨に濡れるとまた一層きれいです。鉄平石って気付けばきっと身近な歩道や公園、温泉施設にもたくさん使用されていますね。いろんな所で「これはきっと諏訪の鉄平石かも。」そんな見つける楽しみも出来ました。

 

正会員建築家14名と恵太君、事務局の16名参加、天気予報は雨でしたが 時折青空も見えるいい日でした。参加者のみなさん、ご案内いただいた藤森鉄平石(株)の藤森一成さん、ありがとうございました!

 

 

集合写真① 写真前列中央がご案内いただいた藤森一成さん

集合写真② 職人夫婦?!

 

諏訪鉄平石の施工例を見学しました

 

 

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