建築家に関わるということ
2006年07月01日
「建築家に関わるということ」(2006.07.01) 岸本貴志(本久)
突然ですが、私の場合、建築への興味から現代アートの世界に没入していきました。
建築家の皆さんの中には同様の趣味を持ち、コレクターとなられている方もいらっしゃるだろうと思いながら投稿しています。
ちょうど今年は、お隣り新潟県でも恒例のアートトリエンナーレが開催されますが、前回2003年作品「森の学校キョロロ」がJIA日本建築大賞候補としてもノミネートされていたのが記憶に新しいところです。
その他近年ですと、現代アートを建築の手法で表現した氷の作品が革新的であった「TheSnowShow」など、アーキテクトの感性をもって創られたもの自体が面白かったり美しかったりするものに注目をしています。とはいえ、通常の建築には機能や永続を求められるといった点でアート作品との違いがありますから、普段は技術的な話題や倫理の問題について話し合われることが大半となります。
JIAは職能団体でありますが、クリエイターのコミュニティでもあるという面を考えますと、私の様な者がその活動に際し積極的であるということも、実はそのへんが意識としてあるから興味があるからということが多分にあるのです。