JIA長野県クラブ「代表日誌」2024年1月
2024年02月01日
JIA長野県クラブ 林 隆 代表より「代表日誌」が届きました。(2024年2月1日)
こんにちは。
日本建築家協会 長野地域会(JIA長野県クラブ)の 林 隆です。
2024年の1月の1ヶ月間を振り返ってみます。
1月1日
JIA長野県クラブの会員の皆様、本年もよろしくお願いいたします。
1月4日
(1月1日に発生した能登地震関連)事務局より会員へ配信。
総務委員会(災害対策担当)の丸山幸弘さんと情報共有をしました。この時点で長野県からJIA長野県クラブへの被災地支援要請はきていませんでした。応急危険度判定士の派遣は、長野県建築士会が窓口になって募集する旨を会員の皆様へお伝えしました。
1月5日
正会員建築家の山田真一さんとお会いして、出版(信州の建築家とつくる家 19集)のことについて意見交換をしました。
広報委員会出版ワーキンググループによって3月15日の発刊に向けて最終調整が行われています。去年もそうでしたがこの1月が非常に重要な期間になります。建築設計に例えるならば、実施設計の最終段階を迎えます。現説(印刷所入り)は1月末予定です。
1月5日
(能登地震関連)事務局より会員へ配信。
JIA関東甲信越支部事務局より、JIA本部からの情報共有の連絡がありました。
1月1日に発生した地震(石川県、富山県、新潟県等被災)に対するJIA災害対策本部の取り扱いは下記の通りです。
・能登地方の地震に対して昨年5月に設置したJIA本部の「本部対策本部」及び北陸支部の「現地対策本部」を継続します。
・今回、新潟県中越地区でも震度6弱を観測したため、関東甲信越支部の「現地対策本部」を追加します。
1月9日
JIA長野県クラブ正副代表会と選定議員会が、松本市勤労者福祉センターで開催され出席しました。
正副代表会では私からの報告事項があり幹事会の前に情報共有しました。選定議員会は今までの経緯について報告を受けました。
1月10日
「信州の建築家とつくる家 19集」の個人原稿4ページ分の最終確認をして、事務局へ戻しました。
1月11日
「信州の建築家とつくる家 19集」の巻頭文を事務局へ提出しました。
1999年の創刊以来の歴史を思い出しながら。
1月16日
第4 回幹事会(Web会議)が開催され出席しました。
総務委員会主催、出席者は20名。
4 月の総会までの会の運営について協議しました。相談役の皆様もご出席いただきありがとうございました。正会員として川島宏一郎さん(塩尻市)の入会が承認されました。よろしくお願いいたします。
1月16日
技術交流会(Web会議)が開催され参加しました。交流委員会主催、出席者は19名。
法人協力会の株式会社カネト、黄さんより「外断熱工法」についての講義をありがとうございました。その後の質疑応答も盛り上がり時間が超過しました。
1月17日
事務局より会員へ、選定議員会からの経過報告を配信。
次期代表候補者として山田健一郎さんが選定されました。4月19日の総会にて議案承認後にJIA長野県クラブとしての新年度が始まります。よろしくお願いいたします。
1月17日
JIA関東甲信越支部2024年「新春の集い」にオンライン参加しました。
第一部の会員集会は予定を変更して、緊急企画:令和6年能登半島地震災害について。
会場参加約80名、Web参加約50名。
・北陸支部長より「災害の現状とこれまでのJIA対策会議の活動と課題について」
・関東甲信越支部災害対策委員長より「新潟における現状とこれまでの活動と課題について」
・全国保存再生会議議長より「被災歴史的建造物の復旧について」
1月19日
事務局より「倶楽部ニュース Vol.159」を配信しました。
私は一番最後の「事務局より」をいつも楽しみにしています。JIA長野県クラブの会員の皆様に読んでいただくだけではもったいないで、ここに引用します。
「みなさん こんにちは。2024年が大きな災害と共に幕を開けました。不安で落ち着かない気持ちですが、私が出来ることを考えて一日一日を大切に過ごしたいと思います。本年もよろしくお願い申し上げます。
さて、12月30日にBSテレ東で放送された伊東豊雄さんの「私の履歴書」ご覧になりましたか? 伊東さんの過去から現在、未来へつながる建築と、人を育てるプロジェクトで構成された番組のストーリーに上手くはまり、第2回JIA長野建築賞2023の審査は、伊東さんにとっての“大仕事”として紹介されました。受賞された5名の設計者、建築作品すべてが長野県の美しい風景と共に、長谷川博己さんのナレーションで見られるなんて、ホント感激で泣きそうでした。
審査のみならず、表彰式と記念講演会、懇親会だけでも想定外の出来事と思っていましたが、更にタイミング良くこんな展開があるなんて、応募することで、運営事務局で、それぞれの立場で頑張ったご褒美ですね。(佐藤清美)」
1月19日
建築祭に向けて事業委員会の3名(小川原委員長、野口、矢口)が、会場となる松本市美術館へ出向いて打合せをしました。綿密な準備をありがとうございます。
1月24日
第11回出版ワーキンググループ会議(Web会議)が開催されました。
出席者は5名(俵、尾日向、佐藤、楢畑、篠)、林は欠席。
全ページを通して最後のチェック、時間切れで2日後に再開することに。
1月24日
(能登地震関連)事務局より会員へ配信。
長野県建築士事務所協会より、長野県知事から能登半島地震における被災地への住宅相談支援に対する準備要請がありましたので、お知らせしました。
1月25日
JIA関東甲信越支部の事務局より、本部主催のリフレッシュセミナーについての案内がありました。
急に今年度開催することになったようです。しかし、日程が2月開催の建築祭と重なっていることと、関東甲信越支部の全地域会からの枠は1名だけ(しかも申込み先着順)という状況から、今回はJIA長野県クラブ会員の参加は見送ることにしました。
1月25日
JIA本部サイト・トップページ掲載写真(2024年度)の募集をしました。
会員の皆様全員にチャンスがあるように、という判断から正会員の皆様に応募のお願いをしました。JIA本部へ1点を推薦します。次の趣旨に合う作品写真のエントリーをお待ちしております。
(趣旨)本部HPのトップページには、 全国各地で地域に根ざした設計活動をしている正会員の建築作品、特に地元の方々の評価が高い建築作品を、各支部からご推薦いただいて掲載しております。募集する写真は、本部HPのデザインに調和した写真で、建築作品が実際に使われており「人々の活動の様子」が伝わってくる写真。地域の人々が行ってみたくなる「建築のたたずまい」が伝わってくる写真です。
JIA本部ホームページ→ https://www.jia.or.jp/
1月26日
(能登地震関連)事務局より会員へ配信。
JIA本部・保存再生会議より、関東甲信越支部・保存問題委員会を通じて、能登半島地震の文化財ドクター派遣について資料が届きましたので(支部・保存問題委員会の下﨑明久さんより)お知らせしました。文化庁からJIAへの協力要請は2月半ば頃ではないかとの事です。
1月26日
第12回出版ワーキンググループ会議(Web会議)が開催されました。
出席者は4人(俵、佐藤、楢畑、篠)、林は欠席。
最後の最後のチェックをしました。3テーマの小扉ページについては後日確認することに。
1 月29日
JIA長野県クラブ事務局からJIA本部事務局へ、2023年度第3四半期決算報告を提出しました。インボイス対応のため事務局の仕事量が増えています。
1 月30日
第5回事業委員会(Web会議)が開催されました(小川原委員長)。
出席者は15名、林は都合が合わず欠席。
学生の出展数が確定し会場レイアウトやタイムテーブルについて検討をしました。建築祭は2月24日(土)25日(日)に開催します。皆様のご参加をお待ちしております。
1月30日
2023年度「JIA建築大賞」「JIA優秀建築賞」公開審査会(Webライブ配信)を視聴しました。現地審査を経て公開審査の対象は5作品。用途も規模も違うこのレベルの建築に対して、優劣の議論は非常に難しいことが審査員のコメントからも伝わってきました。
JIA建築大賞の「52間の縁側」(山﨑健太郎デザインワークショップ)は千葉県に建つデイサービス施設。介護のプログラムと建築の関係が生き生きしていて未来に向かっていいな、と思える建築でした。JIA優秀建築賞は「後藤邸」「春日台センターセンター」「高槻城公園芸術文化劇場」の3作品。
1月31日
「信州の建築家とつくる家19集」
出版ワーキンググループを代表して山田真一さんが印刷会社へ出向き、色校正の打合せをしました。
出版参加者30名の建築写真の良さを更に引き出すために、山田さんの経験とノウハウを活かして打合せを重ねています。打合せ時のキーワードとして、「色の管理責任者、工場の色校正専用の照明を設置している部屋、色が乗りすぎ、シャドー部、メリハリと奥行き感、アンダーの写真、艶っぽく雰囲気、ビビッド過ぎ、彩度をおとして濁らせる、・・・」と聞いています。19集の発刊をご期待ください。
ということで1月が終わりました。
私事ですが1月は、この春の着工に向けて実施設計が複数物件進行中です。新築だけでなく、フルリノベーション、ガレージ増築など規模も様々、地域も様々。
先日届いた日経アーキテクチュアですが、能登地震関連の取材のスピード感に驚いています。そして想像以上の被害の大きさです。
1月の中信地域は雪が少ないですね。4輪駆動で備えてはいますがスタッドレスタイヤで雪の上を走ったのはわずかな距離だけです。クルマと言えば先日写真が出てきて、仕事用とプライベート用を含め意外と多くの台数を乗り継いできたことがわかりました。ドイツ車とイタリア車、まだまだ悪趣味は続きそうです。
今月もこの代表日誌を読んでいただきましてありがとうございました。
公益社団法人日本建築家協会 The Japan Institute of Architects(JIA)
関東甲信越支部 長野地域会(JIA長野県クラブ)
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