JIA長野県クラブ「代表日誌」 2017年8月
2017年09月01日
JIA長野県クラブ 山口代表より「代表日誌」2017年8月が届きました。(2017年8月31日)
8月8日
第2回JIA災害対策会議:9月の徳島大会のセミナー〜シンポジウムの最新情報を踏まえて意見交換した。ほぼ内容は決まっているが登壇者との打合せはこれからなので、細部の詰めは9月20日に行われる会議になりそうである。28日のウェルカムパーティの後、被災地交流を兼ねた顔合わせを行うことになった。
28日の11時から始まる対策会議主催のセミナーに参加する為には、佐久からでは当日では間に合わないことが判明した。仕方ないので前日の27日(水)から徳島に行く。4日間もあるのであちこち見学したいんだけど、どんな建築があるのかちゃんと調べないとね。
8月27日
住宅部会の日「松下重雄さんに聞く」:今年度片倉さんが部会長を務める関東甲信越支部住宅部会の8月例会が諏訪湖ホテルかたくらにおいて行われた。部会員でもある松下相談役のお話を2時間にわたってお聞きできるということで、長野県クラブからも私も含め4名が参加した。
東京で生まれ、疎開でお母さんのふるさとである飯田に来てから昆虫に夢中になった少年時代のこと(実は今も続いているそうです)。全国優勝した長姫高校卓球部に憧れて入学したら廃部になってしまったが、製図の先生に影響を受けて建築の道に進んだこと。工学院大学で学びながら東京の設計事務所で15年間務めた後、飯田に帰ってきた経緯と初期のみすゞ設計のお話の後、今まで手がけてこられた数多くの作品群の解説をしていただいた。
私が改めて説明するまでもなく、松下相談役は地域の文化・風土・環境に根ざした建築を作ってこられた、地方で活動する建築家のお手本のような方です。受賞歴も華麗ですが、“JIA愛”とでもいうべきJIA一筋の活動をされてきました。“入札には一度も参加したことはない”ことからも、あるべき建築家の職能像を実践されてきました。それだけに厳しい時も多々あったと推察致しますが、優しく控えめな口調でご自身が追求する「建築論」をお聞きすることができ、大変貴重な一時を過ごすことができました。このような機会を作っていただいた片倉さんにも感謝申し上げます。
納涼会にも参加しましたが、私の支部の活動で知っている方も多く楽しい時間を過ごすことができました。松下先生と私は開始から5時間半で退席させていただいたのですが、翌朝お聞きするとその後も3時間ほど続いたそうです。とにかく住宅部会はパワフルです!
8月28日
第2回幹事会:第12回建築祭の企画、2018年度役員改選について、信州の建築家とつくる家-第14集の出版時期について、交流イベント・技術交流会、徳島大会、被災地交流会(宮城地域会を訪れる)、宮本忠長展などについて話合いを行った。
第14集の出版時期については、今年度も出すべく委員会では努力されていたが、主に編集者側の都合で来年度の発刊ということに決まった。異論もあろうかと思いますが、委員会では議論を尽くして導き出した結論ですからご了解をよろしくお願い申し上げます。
幹事会終了後、松本の皆さんに誘われて今日が最終日の生ビールとファストフードの屋台のイベント(名称は忘れました)に参加した。主催者も参加者も若い人たちが圧倒的に多かったように見えたが、ジジイも楽しむことができました。運転手でアルコールを飲めなかった上に、私と車まで自宅に送っていただいた菊池さんに感謝申し上げます。ありがとうございました。
8月30日
「既存住宅状況調査技術者講習会」:7月の佐久の講習会を父の葬儀の関連で欠席したので松本で受講した。この手の新たな講習会、特に長時間の講習はイヤなんだけど仕方なく行ってきました。JIA会員では私の他に片倉さん、山下さん、竹内さんをお見受けしました。岩田建築監もいらっしゃって、もう年だから辛いなどとは言っていられないと反省しました。
でも正直言って最近の制度の改正にはついて行くのがやっとというか、実際はほとんど対応できないというのが実情です。