JIA関東甲信越支部「新会員の集い」に参加して
2019年08月07日
JIA長野県クラブ 正会員建築家 竹内祐一さん(竹内設計工房)から「新会員の集い」の参加報告です。
7月26日(金)に開催された、JIA関東甲信越支部の「新会員の集い」に参加をしました。
最初に同時開催であった会員集会において、「委員会活動における近未来」をテーマに、建築・まちづくり委員会、国際事業委員会、保存問題委員会の活動事例のプレゼンテーションと、参加者とのフリートーキングが行われました。
入会して3年目、正直、これまで支部という存在をあまり身近に感じることが無かった自分にとっては、支部における活動や取組みを多少なりとも知るよい機会になりました。
続いてJIA建築家賠償保険の説明後、六鹿会長の「建築家の近未来」と題した講演。
持続可能な未来を実現するため、国際連合(UN)がSDGs(持続可能な開発目標)を採択。SDGsは世界が直面する貧困、不平等、気候変動、平和、正義といった互いに関連し合う諸問題に真摯に取り組むことを求めるものであること。これを受けて、国際建築家連合(UIA)が昨年に「SDGs 建築ガイド」を発行し、JIAとしても、組織をあげた取り組みをしていくことが、国内外において幅広い分野で建築家と社会とのつながりを強めていくために有効であるだろうという考えのもと、先ずは「日本版SDGs 建築ガイド」の編集・出版することを進めており、10月に開催されるJIA建築家大会に発刊予定であるとの事。
スケ-ルの大きいお話しであり、自身の知識不足もあり、身近な課題としてなかなか飲み込めずにいますが、小さな地域も世界になかのひとつ。そこでの行為や活動等も世界に関わる、影響を与えるということに、いま以上に意識していかなくてはいけないのかも知れないと感じました。
最後に新会員の紹介。参加した9名の入会後3年以内の会員により、各自、自身の自己紹介シ-トをもとに3分間のプレゼンテ-ションを行いました。
ちょっとしたアクシデントがあり、私の順番は一番最後。都内で活動する方がほとんどであり、大規模な仕事を手掛け、優れたキャリアを持つ方ばかり。進むにつれ、アウェー感が強まっていくようななかでしたが、臆することなく?地域に根ざしながら活動し、主に木造住宅を仕事とする自分の発表をさせていただきました。
終了後の懇親会ではすっかりアウェー感も無くなり、短い時間でしたが、他の地域会の方々との交流が図られたように思います。