熊本地震2次調査報告会 (夏のセミナー)
2016年08月03日
会員の丸山幸弘さんからの報告です。(2016年7月30日)
夏のセミナ-において、熊本地震2次調査の報告をしました。今回の調査は皆さんも承知していると思いますが、罹災証明を発行するための判定業務です。被災者の今後の支援等を決める重要な判定と思います。この判定によって仮設住宅への入居の順番、あるいは支援金の額の決定などシビアな判定です。長野県クラブの多くのメンバ-は経験が有りますが、被災地(九州支部)では全く経験者がいない状況です。そこで、JIA災害対策本部より経験者の派遣要請が来たものと考えていました。当クラブでは山口代表と私に白羽の矢が当たった訳です。期間は5月29日(日)から6月2日(木)までの予定で行って来ました。依頼先の嘉島町は災害対策本部等必至の体制で復興へ向け活動をおこなっていました。役場の担当者は家に帰ることもできず指揮をとっており、彼らを見れば「手を出さずにはいられない。」5日という大変短い期間で申し訳ないと思いながら調査活動を手伝いました。
今回の熊本地震のように市町村域を超えるような広範囲の場合、支援体制を整えるのが非常に困難です。嘉島町においては静岡県、福島県が支援しており、主に彼らと調査チ-ムを構成し活動しました。宿泊は役場庁舎の隣にある小ホ-ルの楽屋に彼らと宿泊し、活動を共にするという状況でした。何故か不思議に仲間意識が芽生え、一部の方ですが今でもmailで交流が有ります。被災者も必死ですが、支援する側も誠意を持って必死に活動されていることに感動しました。
被害状況については、皆さんマスコミ等の報道でご存知のとおりです。