今時の女子大生

「今時の女子大生」（2007.07.02）　池森 梢（萌建築設計工房）

母校の大学で１年生に向けた、基礎ゼミで話をしてきました。

卒業以来、大学には行っていなかったので、どんな感じだろうと興味深々。八王子近くの最寄り駅はとても田舎だったのに、お店が増えていたり、駅舎が新しくなっていたりと、少し、都会的な？感じになっていました。大学は２０年ぶりくらい。随分と古くなった印象を受けました。大学一年生は私が大学に入学した時分に生まれた人たち、１８才位でとても若いです。学生のひとたちは、どんな風に話を受け止めてくれるのだろうと、今時の若者を知らない私は少々不安もありました。

話を始めると、みんな真剣なまなざしで聞いてくれて、若者の熱を感じることが出来て、安心しました。今も若者は熱を芯にきちんと秘めているんだと、ちょぴり感動。

志はとても大事です。母校は女子大の住居学科なので、目標が比較的明確です。私たち卒業生の今を感じ取ってもらうことが、彼女たちの何らかの道しるべになることを願っています。

社会に出て１５年余り、社会に恩返しをする時期になっていていると思っています。出来ることは少ないけれど、可能な限り受けた恩を返していきたいです。　講義を終え、彼女たちから感想文を頂きました。とても素直かつ真剣な文面で、これから進むであろう明るい未来を想像できました。感性を磨いて道を切り開いていってほしいですね。未来が見えるのは、キラキラしていてとても美しい。強力なエネルギーをもらって帰ってきました。