建築写真講座「建築写真への誘い」~光による空間表現~ 開催しました
2017年12月26日
会員の池森 梢さんから 写真家 小川重雄氏 による建築写真講座の報告です。(2017年12月15日)
竣工写真を自分で撮れるようになりないと思い立ち、カルチャースクールに通い始めました。
一眼レフカメラを購入したのはいいのだけれど、オート設定から抜け出せずにいます。基本の基本がわからない・・・そんな中、今回の講演会が行われました。
「建築写真」とはどのように撮るものなのか。一流の建築写真家の小川重雄氏の話を伺える、とても貴重な時間となりました。
先生の建築写真からは、建物の「意思」のようなものが迫り出て、見る側の思考をその空間そのものに引き入れます。凛とした美しさと強さを一瞬にして感じ取ることになります。
講演会で撮影のエピソードなどをお聞きすると、一枚の建築写真を生み出すまでに多くの労力が費やされていることがわかりました。そして、何よりも建築をどのように見せるのか、切り抜くのかという芸術的視線が素晴らしいのだと思い知らされました。
建築写真は情報量が多ければ多いほど良いと思っていたのですが、見せすぎないことが空間の良さを、引き出すことにもなることがわかりました。
今回、建築写真を通して素晴らしい建築を多く感じることができました。改めて、建築設計そのものをもっと頑張らなければいけないと思いました。さてさて、竣工写真は何時になったら撮れるようになるのか・・・
懇親会ではさらにスペシャルな講習会が!
「信州の建築家とつくる家vol.13」を見ていただきました。