全国大会(JIA建築家大会2018東京)実行委員会に参加して
2019年01月09日
JIA長野県クラブ、正式名称は 公益社団法人日本建築家協会 関東甲信越支部 長野地域会といいまして、日本のなかの、支部のなかの、地域会です。支部でも様々な事業が行われ、長野から東京へ出向いて活動をしている会員の方もいらっしゃいます。今回は、山口 満さんに支部委員会活動について、昨年の9月開催の全国大会の報告も含めて書いていただきました。
全国大会(JIA建築家大会2018東京)実行委員会に参加して 山口 満
『JIA建築家大会2018東京』の全国大会実行委員会は、第1回委員会の2017年5月10日から2018年11月13日までに、24回開かれました。そのうちweb会議で出席18回、建築家会館で出席4回、さらに大会会場(明治大学)での打ち合わせに2回参加しました。(欠席は2回)
また、JIA建築家大会2018東京メルマガも10通発行されました。その他に、委員会内での電子メールのやりとりも、ざっと数えて千数通を超えていると思われます。JIA長野県クラブからも全国大会への協力として、基調講演候補者への依頼や まち歩き紹介マップの提供をしていただきました。
そして、JIA長野県クラブからの大会参加登録者数は代表を含め20名となり、9月13日夜と9月14日夜には楽しい時間を過ごすことができました。JIA長野県クラブ事務局にも大変お世話になりました。
反省点としては、以下のような内容を全国大会実行委員会にあげさせていただきました。
- 「なぜ大会を開催して大会に参加するのか?」を考えるために大会テーマは重要だと改めて思いました。ACAを受けた大会テーマというやむを得ない事情があったにしろ、テーマの解釈を曖昧にしたまま基調講演を模索していた段階は「なぜ参加するのか?」イメージするのが難しい状態でした。「興味があればすぐに参加表明するし、なければしない。」という意見が他の方から出されていますがそれにも通じると思います。
- 途中から公共コンペが並行して走ってだいぶ大会の意義がはっきりしたように思います。日頃から行政と関わっておられる委員の粘り強い交渉のおかげだと思います。
- ACAから連続していたのでパソコンの事前テストは無理だったのですが、事前テストは重要だと思いました。
- 森美術館「建築の日本展」のチケットがついてくるのはとても良かったと思います。
- 大会実行委員会の企画以外にとても素晴らしい企画・運営をされているプログラムもたくさんありました。各プログラムの主催者が主導的に動いておられましたが、毎年行われているという連続性の成果だと感じました。
- しかしながら、「大会実行委員会の企画以外のプログラムへの配慮、目線の欠如が多い。」という意見もあげられていました。
- 他支部や地域会参加者は参加費27000円+交通費約20000円+宿泊費約10000円/泊が少なくとも必要だったのですが、最後の最後の募集は会場に近い会員に集中して「大会参加(費用12000円)を是非お願いします。」とすべきだと思いました。
- 「身の丈にあった開催を」という主旨の意見が委員からありましたが、私も同感です。
- 「むやみに参加者・入会者を増やすのはいかがなものか」という意見が出されていましたが、「財政的にやむを得ないのではないか」という意見も出されていました。
ともかく『JIA建築家大会2018東京』は無事終了いたしました。予算も少しあまり2019年の全国大会へ引き継ぐことができたそうです。
以上のような全国大会実行委員会にJIA長野県クラブからの委員として参加させていただき、とても貴重な経験をすることができました。ありがとうございました。
公共コンペ公開審査