第1回「仕事を語る会」開催しました

公益社団法人 日本建築家協会 関東甲信越支部 長野地域会

第1回「仕事を語る会」開催しました

JIA長野県クラブ会員建築家 小宮山吉登さん(㈱倉橋建築計画事務所)から、交流委員会主催 「仕事を語る会」の開催報告です。(2020年8月11日)

 

8月11日(火)17:00から第1回「仕事を語る会」を正会員17名、法人協力会員1名、事務局の計19名の参加で、Web開催しました。

 

若手お二人の話を聞きましたが、それぞれに特徴を持って仕事をされています。

竹内設計工房の竹内祐一さんから、独立されてから転機となった仕事について、官・学・民で進める大町市の空き家利用等のまちづくりについて話をいただきました。

 

大町は人口減少・高齢化の先進地との印象がありますが、地元に密着して、コストに対して工夫しながら、「まち・むら」に既成ではない建物や環境をキラ星のように落し込んでいると感じました。

 

 

山の辺建築設計事務所の宮坂直志さんからは、「知山知消」の家づくり、唐松にほれ込んで、唐松を使い倒しいている話です。

 

木肌も独自の美しさがあり、強度や耐水性も優れているけどねじれたり反ったりと扱いにくい。唐松の特性をしっかり見極め、新しい表現、新しい工法でじゃじゃ馬を乗りこなす如く上手に使っておられます。今後、松本平に拡がる赤松を活用したいとのこと、身近な森や水を守り未来につなげる建物づくりだと感嘆しました。

現状の住宅の建設費坪単価について情報共有ができたのも「仕事を語る会」ならではだと思います。Webでのセミナーのため、質疑や意見交換は講演者の話しの後にまとめざるを得なかったのですが、やはり一堂に会して、話の途中でも質問や意見をどんどん交わらせるこれまでのスタイルが「仕事を語る会」の持ち味かなと感じました。

広い長野県の特性を考慮すると、会場参加とWeb参加のハイブリット開催も有りかなと思います。

 

お盆の前のお忙しいなか、講演していただいた竹内さん、宮坂さん、そして参加いただいた皆さんありがとうございました。

Web懇親会はチョット寂しかったですが、さらに踏み込んだ話題となりました。

 

 

   活動の記録

Copyright©JIA長野県クラブ, All Rights Reserved.