JIA長野県クラブ「代表日誌」2021年 1月
2021年02月01日
JIA長野県クラブ 新井 優 代表より「代表日誌」が届きました。(2021年 1月31日)
籠もりっきりの正月を迎えたと思ったのも束の間、あっという間に2021年の1月末になりました。サボり気味の代表日誌の内容もほとんどがコロナ禍の話で、少し食傷気味ではありますが仕方が有りません。
陸の孤島 飯田でもレベル5のコロナ蔓延で、私が手掛けた飲食店主からも経営の辛さや、撤退等の相談を受ける事が多くなりました。
その様な世相の中でも、JIA長野県クラブの最大行事でもある『建築祭』の準備は力強く着々と進んでいます。
事業委員会の皆さんありがとうございます。Withコロナの中でも確実に進めていけるようにと、内容を大幅に変更しながらの建築祭になりますが、特に学生卒業コンクールは “どの様な状況になっても成功させる” と強い思いをお願いしています。会員の皆様には様々な参加方法が提供されますので、是非ご注目をよろしくお願い申し上げます。
出歩くことが少ないのであまり話題が無いのが困りますが、私事ですが昨年プロポーザルでお引き受けした『長野県林業大学校男子寮棟改築事業』の実施設計が一応完了して、先日納品検査を終えました。
この歳で貫徹を一晩して耐力の限界を知ったところでもありますが、なんとか一発で予算が合ったのは奇跡としか言いようがありません。最後は意地とプライドと代表としての責任がごちゃまぜの中での泥臭い戦いでした。
900㎡を超える建築ですが、設計UA値は0.29と高い性能を確保出来ました。全貌は県発表の後になりますが、ほぼ昨年開催の第1回『地域材を考える』での発表通りの内容で実施設計を完了。後は現説に向けての細かい調整が残ります。
さて、最近の我が家の正月行事と言っても良い話題を一つ。
正月三ヶ日の中で、飯田から一山越えて妻籠に行くことが楽しみになっています。特に正月の妻籠は観光客が極端に少なく、キリッとした空気感の中で清々しい気分を味わえ、身も心も洗われるようです。
味わうと言えば『すんきそば』、そして鍋を火にかけたままで頂く『すんきとうじそば』。最初はオエッ(失礼)ときましたが、今では絶品の記憶に残る味。環境は目と口と肌から感じるもの。まさしく全ての感覚が詰まっている楽しみな正月です。皆様の正月マイブームは何でしょうか?
『すんきそば』が、一服の清涼剤になったか分かりませんが、建築祭の文化講演会、学生卒業設計コンクールの成功に向けて、会員の皆様の一層のご協力をよろしくお願い申し上げます。