『信州の建築家とつくる家 第19集』発刊に寄せて

公益社団法人 日本建築家協会 関東甲信越支部 長野地域会

『信州の建築家とつくる家 第19集』発刊に寄せて

『信州の建築家とつくる家 第19集』発刊にあたり林 隆代表からのメッセージです。

 

JIA長野県クラブは、正会員(建築家)と協力会員(建築をつくる専門家)の会員130名の仲間たちによって構成されています。
私たちは書籍「信州の建築家とつくる家」を毎年読者の皆様へお届けすることを目指し、ここに第19集の発刊となりました。 

かつて私が出版を担当した第6集(2009年発刊)の編集後記の中で、想いを残した一文を引用します。「・・・これからも10集、20集と継続し、この本が信州における家づくりの第一歩として何かのお役に立てることを願って・・・。」と結んでいます。
当時は毎年発刊が困難な時代でしたので、夢のようなことを語っていました。それから15年の時を経て、いよいよその一歩手前まで辿り着きした。 

今号のメインテーマは「心地よさ、その発想。」です。
心地よさは、平面図や断面図だけでは読み解けない、そして言葉や数値だけでは表現しきれない奥深さがあります。その場に身を置き、その時その人だけが感じ取れるものかもしれません。私たちは、その「心地よさ」という建築における付加価値を、常に意識しながら空間を創っています。正会員建築家30名のこのテーマに沿った設計実例と、協力会員11社による最新の家づくり情報をご紹介しています。

1999年の創刊号より「愛と情熱の家づくり」という壮大なテーマを掲げ、以来19集までには延べ597名の信州の建築家による、家づくりへの熱い想いが込められています。
ぜひ18冊の既刊も併せてご覧いただければ幸いです。

 

2024年3月
公益社団法人 日本建築家協会 The Japan Institute of Architects(JIA)
関東甲信越支部 長野地域会(JIA長野県クラブ)
代表 林  隆

 

 

 

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