JIA長野県クラブ「代表日誌」2024年11月・12月
2024年12月16日
JIA長野県クラブ山田健一郎 代表より「代表日誌」が届きました。(2024年12月16日)
今年の秋はどこにいったの?
夏の猛暑に引き続き、9月10月も記録的な暑さが続き、11月の半ばまでは事務所の窓から眺める常念岳には全く雪がありませんでした。11月末から急に冷え込み、冬に突入した信州です。
(雪の常念岳)
11月25日には、第3回となるJIA長野建築賞の最終公開審査を長野市アクトホールで行いました。
今年の審査員は山本理顕さんで、山本さんが次代を担う建築家として推薦してくださった、日野雅司さん、川口有子さん、仲俊治さん、玉田誠さんも審査に加わり5名の審査員と、現地審査の対象となった7作品のプレゼンテーションとのディスカッションにより大賞が選ばれました。
予定を大幅に超える議論が続きましたが、最終的には山本さんが、「何といっても美しい」と評した、遠藤隆洋さん設計の「軽井沢の居場所」が大賞に選ばれました。
審査会終了後のパーティーも和やかに終わり、その後の、審査員・受賞者・JIA長野県クラブのメンバーでの懇親会では、再び白熱した議論が続きました。皆、なんて建築が、建築を語るのが好きな人達でしょう。余韻を引きずりつつ、最終の松本行きの電車で帰路につきました。
(立食パーティ・カフェモリノ)
(懇親会・宴席油や)
翌週の12月6日は、冬のセミナー。
別所温泉のまちめぐりと、技術交流会・法人協力会員の製品プレゼンテーションでした。別所温泉は何度か立寄った事もありますが、今回はボランティアガイドの案内で、別所の古寺、蚕種の建築を満喫しました。
(常楽寺)
(倉澤家蚕室)
常に進化し続ける大阪ガスケミカル(株)の木材保護塗料、(株)合津建材のヨーロッパスタンダードの自然素材。これから益々注目される木造建築には無くてはならない製品や製品のコンセプトから多くの事を学びました。
(技術交流会・あいそめの湯)
夏のセミナーはリーズナブルな公共の宿でしたが、忘年会はちょっと背伸びをして、別所温泉「旅館花屋」登録有形文化財の宿でした。建築家協会の忘年会に相応しい、素晴らしい建物での忘年会。翌朝の11時のチェックアウトまで、宿の佇まいをゆったりと堪能しました。
(旅館花屋)
余談ですが、10月のJIA長野県クラブでの打合わせに向かう長野自動車道で、16年間乗った愛車が白煙を吐いて廃車になりました。別所温泉の行き帰りの峠道は初雪がちらついていましたが、新しい愛車で、水平対向エンジン4WDの雪道ドライブを楽しみました。
夏のセミナー以降、秋の2大行事の企画運営に、其々の担当委員会の方々に尽力して頂き、楽しい活動になりました。
これから、「建築祭・文化講演会&長野県学生卒業設計コンクール」、「建築家とつくる家」の発刊と活動が続きます。其々大変ながらも楽しく活動していければと思います。