JIA長野県クラブ「代表日誌」2018年5月
2018年06月04日
JIA長野県クラブ 荒井代表より「代表日誌5月」が届きました。(2018年5月31日)
4月20日に開催されたJIA長野県クラブの総会において私、荒井洋が新代表に承認されました。山口前代表に引継ぎ代表日誌を書かせていただきます。
4月22日(日)
松本市で毎年開催されている「工芸の五月」の一つのプログラム「建築家と巡る城下町みずのタイムトラベル」の企画と案内を、9年前から松本地方を中心とした県クラブメンバーが行ってきました。毎年異なるエリアやテーマを設定し地元の建築家を案内人に、水をテーマに松本を紐解き歩く催しです。リピーターが半分以上を占める人気ツアーで、あっという間に定員に達してしまいます。
今年は城下を離れて松本市の奥座敷「浅間温泉ツアー」です。本番を前にウォッチングコースを歩いてみました。人気が有るだけに手抜きは出来ません。下見を何回もして、どこでどのような解説をするか皆で話し合います。今回は2回目、前回はまさかの雪、今回は打って変わって最高気温29℃真夏の暑さです。
地域内には様々な温泉施設があり、木造3階建ての建物も残っています。
4月30日(月)
「みずのタイムトラベル」最後のリハーサル
正確に歩き、内部見学も行い時間を計りました。予定では2時間、実際は3時間、1時間オーバーです。これを縮めるのはさすがに無理かもしれません。
浅間温泉には美術品や古地図を所有している旅館がいくつもあることが分かりました。町中美術館といった感じ、これはツアーの目玉になりそうです。
5月3日(木)
「建築家と巡る城下町みずのタイムトラベル」アンコールツアー「城中編」の案内をしました。
4年前から、人気のコースをアンコールで一日だけ歩くアンコールツアーを始めました。今回は城中編。新しく出来た信毎メディアガーデン(伊東豊雄設計)を出発し、城中を巡って戻るという3時間コースです。
終了後メディアガーデン3階テラスにて、記念撮影を行いました。
5月8日(火)
伊東豊雄講演会
信毎メディアガーデンの設計者、伊東豊雄の講演会がメディアガーデンで開催されました。伊東豊雄は下諏訪の出身で中学まで諏訪地方で過ごしていたという小ネタを挟んで近作の解説をしてくれました。最近の講演会を何度か聞いていると、東日本大震災以降の設計が大きく変わってきたことが分かります。あの地震は我々建築家に大きな影響を与えています。
何が出来るのか何をすべきか、絶えず考えていかなければなりません。
5月12日(土)
建築家と巡るみずのタイムトラベル2018~浅間温泉編~第一回ツアー
普段入れない中庭見学や古文書も見せてもらえるところが、このツアーの魅力です。
5月18日(金)
日本建築家協会関東甲信越支部通常総会
久々の東京は活気に満ちていました。新東京国立競技場建設も着々と進行中。
議案は全て承認され本格的に2018年度の活動が始まります。予算合計は6400万円あまり。長野県クラブの約10倍です。もう少し県クラブに活動資金を回してくれるとありがたいのですが。
5月19日(土)
建築家と巡るみずのタイムトラベル2018~浅間温泉編~第二回ツアー
心配された雨も降らず気持ちよくウォッチングができました。
今年のタイムトラベルはこれで終了です。
5月26日(土)
長野県建築士会総会
第68回通常総会に来賓出席しました。
今年の最大の議案は公益法人化でしたが、無事承認されましたので来年からは我々と同じ公益社団法人です。収支上、公益会計と法人会計の比率の問題が活動に制約を与えることがありますが、長野県建築士活動センターを設立して、うまく解決していくようです。さすが2600人の会員がいる会は周到に準備を進めていました。
5月31日(木)
県庁訪問
JIA長野県クラブ新役員5名で、建設部と林務部に挨拶に伺いました。
小林建築住宅課長と丸山県産材利用推進室長にお会いし、積極的に協力し合うことで今年も進んでいくことになりました。公益法人としてのJIA長野県クラブが今後より一層信頼されるためにも、地道な協力活動が必要となることは間違いありません。建築士会が公益化するにあたり、私たちが専業の一級建築士として出来る内容が問われることになります。