『信州の建築家とつくる家 vol.14』発刊しました
2019年04月01日
信州の建築家とつくる家
-第14集 発刊に寄せて- (2019年3月31日)
「信州の建築家とつくる家」第14集をお届けします。
巻頭の挨拶を書くにあたり、過去に発刊された13集すべてを読み返してみました。
第1集は1999年発刊ですから顔写真を見るとみな若く、作品も若々しいエネルギーに満ちています。
今年で20年目、さぞかし変わったのだろうと想像しましたが変わったのは顔だけ、つくる住宅の根幹はそれぞれ変わらずに特徴として保ち続けていました。
円熟味がプラスされただけです。若者もベテランに負けじと頑張っています。
建築家というのは、他人と違う事をしたがる性があります。第14集も個性豊かな作品が並んでいます。
しかし読者のみなさんは共通の雰囲気を感じてくださるのではないでしょうか。
信州の住む建築家には似たような空気感、肌触りがあるからです。
信州の自然を大切にしたいと願う気持ち。建設地の気候や風土を読み解く力。
文化や伝統を尊び景観に配慮する優しさ。地域産の材料を使いながら、高いレベルの性能を満たす能力。
そこにクライアントの要望を満たすべく、総合的な判断で住宅を設計しているからこそ生まれる空気感だろうと思います。
大量生産の規格型住宅では決して醸し出せない、信州らしい住宅をご覧ください。
公益社団夫人日本建築家協会
JIA長野県クラブ 代表 荒井 洋
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