建築家の告白
2006年11月01日
「建築家の告白」(2006.11.01) 片倉隆幸(片倉隆幸建築研究室)
先日、会長にお願いしましてASJなる建築家紹介システムについての情報を会員の皆様に送信しました。それについて深くここで述べるつもりもありませんが、日本では設計者の諸団体のうち、日本建築家協会のみが倫理規定をもって国際建築家協会の下部団体として認知されているため、会員は欧米の建築家=architectに準じるものとみなされる。
建築家の職能倫理ということになると、プロフェッション(profession)の語源professが「信仰告白」という意味をもつ。 建築家は自由でありたい。そのためにタフでなくてはならず、それ以上に深い人間愛を持って純粋に意見を述べていきたいと思う。
僕たちの出版してきた 愛と情熱の家づくりには個人の仕事の魅力のほかに建築家の役割や仕事、業務報酬を述べてきました。倫理規定に関しては座談会の中で建築家は建築家憲章にもとづいて高度の専門技術と芸術的感性に基づく創造行為として業務を行うこと、依頼者と社会に対して責任を持って業務に当たること、弛みない自己研鑽により能力を高めることを述べています。
僕は自分自身がそうとうの努力をしていかないとこうした建築家としての役割を守りきることはできないと毎日頑張っていますが、努力が足りません。ひとつには自分自身の魅力を磨くことだといつも思っています。そうした皆が集まっての魅力ある長野県クラブだと思います。
消費者を守るためであり、自分たちの魅力や倫理を高める情報誌としても愛と情熱の家づくりの出版を毎年できたらいいな、と願います。薄い冊子でもいいと思います。お金は参加者の自費出版で良いと思いますがどのようなものでしょうか?今クラブの会員皆が一緒に心から対話して社会へ発信していくことが大切と感じますが、、