フランス旅行
2013年07月23日
「フランス旅行」(2013.07.23) 池森 梢(萌建築設計工房)
3月下旬、子供が小学校を卒業する節目に、11日間にわたりフランスを旅しました。
バックパッカーで、自分たちでプランをたてての旅行でした。 建築旅行というよりは、フランスの生活を見に行く旅行でした。
今の旅行事情は昔と随分と変わっていてびっくりでした。 インターネットを駆使して、チケットがすべて入手できてしまう。 飛行場などはチケットの番号を持って、機械の端末に入力すれば出国、入国が会話なしでできてしまう。簡単になったといえばそうだけれど、なんとも寂しい感じもします。 けれど、海外に行こうと思えば、簡単に行けてしまう。外国は近い場所になりました。
フランスはきれいな町が点在していました。レンタカー利用での町めぐりだったので、田舎町を見て周ることができたのも良かったです。
その場所で揃う材料を使って町ができているので、赤い石の町、黄色い石の町といった風に、どこも統一感があります。そして、階高がどこも低いので、おとぎの国のようなかわいらしさがあります。そして、太陽光パネルは見ませんでした。原発大国だからなのでしょうか。景観はとても美しいですが、複雑な思いもします。
旅行前半は田舎町を巡ったので、どこに行っても豊かでゆったりとした時間が流れていて、
フランスの底力を感じていましたが、後半、都会に近づくにつれ、町並みは崩れ、人々のスピードも上がっているように感じました。フランスの失業率は10%を越え、パリでは町のあちらこちらで、路上生活者が見られました。
都会とは何なのでしょうか。
勝者と敗者が明確に分離され、混在し、のみ込まれて行く。人が本来の豊かな暮らしを営む場所ではないのでしょう。一方、集まっているからこそ、魅惑的な町になっていることも理解しています。町並みは人の生活の鏡に見えました。
旅行のお勧め。
ちょこっと住人がお勧めです。今回はパリでアパルトマンを借りて、マルシェで食材を買って、料理をしたりしました。自分たちだけの時間で、ゆったりとフランスを楽しみました。
・パリ アパルトマンからの風景
■日程
日本からパリへ→パリからトゥールーズへ格安飛行機easyjetにて移動→レンタカーで美しい村100選の村めぐり→ボルドーからモンサンミシェルへTGVにて→モンサンミシェルからパリへTGVにて移動→パリのアパルトマン滞在→<パリから日本へ
■お勧めの場所
・コルド=シュル=シエル
http://www.bonvoyage.jp/commune/Cordes-sur-Ciel/
・モン・サン=ミッシェル
http://www.bonvoyage.jp/commune/Le+Mont+Saint-Michel/
・サルラ
http://izmreise.la.coocan.jp/France/Dordogne_Lot/Sarlat/sarlat01.html
http://4travel.jp/traveler/bostonbag/album/10110189/
・ビオマルシェ (パリ)
http://paris-travel.amary-amary.com/c_marchebio/raspail.php