電話では見えないの!!

公益社団法人 日本建築家協会 関東甲信越支部 長野地域会

電話では見えないの!!

「電話では見えないの!!」(2006.12.15) 菊池弘之(菊池ひろ建築設計室)

 

先日、積算に関する電話での問い合わせに出てしまった。
質問の内容は、『支持地盤までが基準GLより2.2mの深さなのに、その位置から、深く地盤改良しても意味がないです。』相手は、事務系の女性なのだが、技術系の人に電話するように言われてかけているらしい。

 

私もすぐ理解してもらえると思い、『いや、そんな意味ではなくて、砕石下から2.2Mの支持地盤までです。』その人は電話の向こうでしゃべっているが、理解していない(ようだ)。同じようなことを、又2度ほど説明する。女性が『あっ、じゃーこの横の線が地面の線ですか?』『そんな事言っても、あなたが指した線が、どれか解りませんよ?』(もー勘弁してくれ)『えっ、図面見てないんですか?』(見ていてもそんな大事なところ答えられるか!)あーもーこの人は、どこから話せばわかってもらえるか????思い出すと・・・・・・止めます。

 

別の話ですが、事務所ドアの呼び鈴が鳴ったので、出てみると、ある社長さんが、『この間は、ご苦労様でした。これ来年のカレンダーと・・・』カレンダーと手帳を頂いた。小雨の中、自ら配っている事に恐縮してしまう。あまり、お話をする機会がない方なのだが、『あの、お茶一杯どうですか?』 『うん。まだ、これから配るところあるから・・・』 とさーっと帰られた。話さずとも伝わるものだと教えられた。

 

 

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