文化講演会が待ち遠しい!

公益社団法人 日本建築家協会 関東甲信越支部 長野地域会

文化講演会が待ち遠しい!

「文化講演会が待ち遠しい!」(2007.02.01) 松下重雄(みすゞ設計)

 

今年の「文化講演会(3月19日)は、石井修先生と聞き今からわくわくです。
彼の「目神山の一連の住宅作品」に触れようと事務所スタッフ全員で、遠い関西を訪ねたのは今から15年程前のことです。傾斜のきつい林のなかに点在する自然と見事に融合した住宅群は、一つ一つは個性的でありながらも、すばらしい地域計画となっていて興奮して帰って きました。

 

阪神大震災の時は、何ごともなければ良いがと念じたのを覚えています。恵まれた自然の信州にくらしながら、いつでも手本に考えながらも一向に足下にも及 ばない自分の力量に恥じ入るばかりです。 そして、石井先生は85才を越えられたとお聞きしています。先生の未だに現役でご活躍しておられる生きざまに接する機会は、今年66才を迎える自分にとって、きっと大きな刺激をいただけるものと今から楽しみです。

 

勿論、若い方々こそ是非参加をおすすめします。私も、久しぶりに事務所のメンバーを同行しなければと思っていますのでよろしく… 企画して下さった皆さんありがとう。

 

次に長野県の委員会などについて、私が関係している動きについて紹介します。
①「信州の木・公共の建物づくり推進委員会」(住宅部・林努部)
2年前から、地域産材を公共建築により活用するにはどうしたらよいかを議論し、現在は、県産材を活用した公共建築物の「木工事特記仕様書(案)」の作成ワーキングを行っています。JIAや建築他団体との意見交換会も計画されます。ご期待下さい。委員長は東大大学院教授の構造家、稲山正弘さんです。賛助会員の「ランバーテック」の丸山淳治さんも一緒のメンバーです。

②「長野県住宅審議会」(住宅部)
昨年、答申し施行されている「長野県住宅マスタープラン」を、今年策定された全国計画「住生活基本法(平成18年6月施行)にならって一部改定し、「長野県住生活基本計画」を策定する目的。もう一期だけという条件で、審議会長をお受けいたしました。JIAの皆さんのご意見ご協力を引き続きお願い申し上げます。

③「長野県総合計画審議会」(企画局)
昨年度から委嘱されましたが、昨年は土地利用計画の諮問が行われただけでしたが、村井知事に変り、委員も5名から15名にふくれあがり、公約にもとづいて「長野県中期総合計画(仮称)」策定が諮問されました。新審議会長には小宮山信州大学学長が選ばれ、蒼々たる皆さんのなかで小さくなっていますので、どうぞ、エールを送って下さい。

 

そして、様々な長野県に課せられた諸課題に対応する新たな時代にふさわしい長野県づくりを推進するためには、本県の進むべき方向付けを模索しなければなりません。そろそろ、県民対象のパブリックコメントが募集されますので、「長野県らしい将来像」や「こんな長野県にしたい」などの意見をどしどしお寄せ下さい。

 

目下、分厚い資料で勉強中です。私宛にもどんどんご意見をお送り下さい。『理想を失ったとき、人は老いる』ということですから、まだまだ皆さんに負けないよう努力しますので、置いていかないでネ!

 

 

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