家を建てると言うことって・・
2006年08月17日
「家を建てると言うことって・・」(2006.08.17) 山本和子(事務局)
一生に一度の大事業それは自分の家を持つこと・・サラリーマン家庭で生きてきた私は、3500万のローンを親子2代で30年かけて支払って行かなければならないのが現状です。息子がローンを払い終わる頃には、私達夫婦はすでにこの世にはいません。
一生かけて行う大事業が家族の幸せとならなかったら何のために家を建てるのでしょう。「地震がきても大丈夫」「火事があっても平気」「雨・雪・大丈夫」「皆いっしょに楽しくご飯・・」こんな当たり前の事が家族の幸福なのです。
家を建てる、いや・・建築物を手掛けると言うことは、世の中の政治・経済・社会・イコール文化文明すべてに大きな影響を与える事になる、これはJIAにお世話になり実感していることです。古い話にしたくない姉歯元建築士夫人が自殺すると言う、こんな事があってはならないのです。幸福の夢を実現してくれる職業の人が最悪の不幸の中にいます、肌の立つほど怒りをおぼえます。何かが違う、絶対まちがっています。職能倫理の確立・専門家の理念・・難しい言葉は私にはわかりません。人間の幸福・家族の幸せを、むしりとる権利なんて誰にも無いはずです。活動事業の中で会員の素晴らしい作品を見るたびに、町並みの歴史の説明を聞くたびに感動し、私達生活者の幸福の水先案内人である会員にめぐり逢えたことに感謝です。
事務局の仕事をさせて頂いていて思うことです。活動事業の中でどれ一つとっても無駄なメニューはありませ。専門家としての職能の向上となるから掲げてあるはずです。活動に参加してこそ、家を持ちたいと願う人達の夢の水先案内人としての責任だと思うですが・・?