「信州 準寒冷地温熱教室 2023」開催しました

公益社団法人 日本建築家協会 関東甲信越支部 長野地域会

「信州 準寒冷地温熱教室 2023」開催しました

JIA長野県クラブ 正会員建築家 宮坂直志さんより「信州 準寒冷地温熱教室2023」の報告です。(主催は地域環境委員会)
参加者は正会員14名、所員5名、一般15名、事務局1名、計35名でした。

 

9月30日(土)岐阜県立森林文化アカデミー木造建築専攻の辻充孝教授による信州準寒冷地温熱教室2023が開催されました。

JIA長野県クラブ主催での辻先生による講習会は実に4回目となりますが、前回は2017年ですので6年ぶりの講習会となりました。JIA長野県クラブの正会員が14名、所員他、建築関係の皆様が21名で合計35名という多くの皆様にお集まり頂きました。

午前中の第1部とお昼を挟んで第2部までは、温熱・省エネ設計の勘所、温熱・省エネ設計の実践という内容で、辻先生が普段どのように建築をデザインしているのか、心地よさを構成する4つのうちの一つである性能(物理的要因/適切な温湿度)という観点からの設計手法をご説明いただき、午後の第3部は環境デザインサポートという温熱環境計算ツールの使い方のご説明をして頂きました。

ツール以外にも有益なホームページ等の情報も教えていただきました。温熱環境を追求=外皮性能の数値のみを追求しがちですが、建主の心地よさや住まい方をしっかり解析した上で、性能を算出し、それをもとに建築をデザインしていく理論と実践は大変勉強になりました。

前回の講習会で、宿題を提出して入手した環境デザインレポートを大いに活用していましたが、今回は最新版を講習会受講者全員にお配りいただけるということで、早速、次回の打合せに使用してみたいと思います。辻先生、ご参加いただいた皆様ありがとうございました。

 

 

 

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