私のライフワーク「巨匠をたずねて日本全国」
2006年12月01日
「私のライフワーク「巨匠をたずねて日本全国」」(2006.12.01) 山本和子(事務局)
初秋の香りのする10月念願の「美術館建築物視察旅行」に出かけた。この旅行は今年3月「文化講演会」内藤 廣先生の「島根県芸術文化センター」グラントワの講演をお聞きした時の感動からです。ぜひ行きたい・かならず行きたい・そした誰よりも早く行きたい(会員)と強く強く願っていたからです。
久保さんの紹介・西澤会長のぜひ行って来いとの嬉しい応援もあり10月4日・5日・6日、3泊4日親友(女)との2人旅となりました。旅行会社に行きたい所をすべて説明し1週間ですべての旅行日程を立ててもらいました。(シルバー旅行)※65歳・55歳ここが肝心。シルバーサービスの使えるものはすべて使う。(60歳以上でなければだめ)
出雲・松江・益田・津和野と巡り沢山の文化人が生まれ長い歴史を住民が誇りをもって保存している、そんなまちづくりが、そここに感じられ本当にゆっくりとした旅でした。
「芸術文化センター」はどこから見てもすべてが瓦・瓦でかこまれています。でも瓦の色と模様が時間をこえて変わるのです。雨上がり・太陽のひかり・下から見ても、横から見ても、斜めからみても、すべて違う色と模様小雨の上がった後、中庭の水盤に七色の虹を見たときは「ワーキャーすごい」と大騒ぎと、ただただのため息でした。
「森 鴎外」記念館は宮本忠長先生の作品・文学少女??の思い出につかり「森 林太郎トシテ死セントス」と残し眠るお墓でなぜかポロリ・・小泉八雲・西 周旧宅・堀庭園・養老館・安野光雄美術館・他にも沢山の建築物を見て歩きました。
この旅で確信したことは建築家は、その地方の宝を探し、使い方を考え残してほしいことを伝えていくことが役目だと、おっしゃた内藤先生の言葉どうりの作品そして町でした。これからも建築家協会の会員・日本の巨匠の作品を観て歩くのが私のライフワークです。ぜひ紹介して下さい。